【書評・要約】お金の減らし方【お金に価値無し!】

【お金は自分の欲しいものに使う!】

作家・工学博士・森 博嗣氏が、『お金の減らし方』と題して、収入の2割は必ず好きな事に使え!と提起し、お金の使い方について解説する1冊。

書籍の紹介文

人はお金をどう使うべきなのか?

あなたはどのように思いますか?

 

本書は、お金の価値は使ってこそ、初めて価値が出る、と定義しお金の減らし方を解説する一冊。

 

お金というのは、お金そのものに価値があるわけではない。

ものの「価値」を仮に数字にしたものであり、それを示す指標でしかない。

お金が先にあったわけではない。

価値を交換するためにお金がある。

じゃあその価値とは?

価値の考え方をまとめたのが、本書です。

お金に振り回されない考え方が学べます。

吸収することで、意義のあるお金の使い方ができるようになります。

お金持ちになることを目指して、お金を貯めることばかり考えがちな私たちにとって逆転の発想といえます。

【要約】15個の抜粋ポイント

お金は、目的ではない。お金を得ることが目的であるわけではない。目的を達成するための手段として、お金があるのである。これは、お金に価値があるのではなく、目的に価値がある、という意味でもある。 多額のお金を持っていても、なにも良いことはない。そのお金を、自分が欲しいもの、やりたいことと交換しなければ、価値は生まれない。お金を失うことで、価値が得られるのだ。

 

価値は、欲しいもの、やりたいこと、という物体や行為自体にあるのではなく、それを手に取ったとき、それをやっているときの自分に生じるもの、と考えた方が適切である。同時に、それによって自分が高まれば、価値はさらに大きくなる。

 

この価値を見極める、価値を評価するのは、目ではない。頭だ。未来のことを想像し、自分がそれによって、どれくらい楽しい思いをするだろう、と考える。その楽しさの量が、すなわち価値となる。

 

そして、最も多いのは、高い値段がついたものに価値がある、という思い違いである。それでは、他者が勝手につけた数字で、自分の価値観が左右されていることになってしまうだろう。

 

お金を稼ぐのは、自分がやりたいことをするためである。自分の欲求を満たすために、少し我慢をして、お金を得る。自分のエネルギィと時間を差し出して、賃金を得る、それが仕事である。だから、まずは、自分のしたいことに金を使うのが道理だろう。

 

もっと大事なことは、自分の欲求がどれくらいか、を見定めることであり、結局は、ものの価値は自身の欲求の大きさによって決定するものだ、との認識が基本となる。何度も繰り返しているが、ここが一番大事なところなのだ。

 

お金を稼ぐのは、自分がやりたいことをするためである。自分の欲求を満たすために、少し我慢をして、お金を得る。自分のエネルギィと時間を差し出して、賃金を得る、それが仕事である。だから、まずは、自分のしたいことに金を使うのが道理だろう。

 

お金は、自分の欲しいものに使う。必要なものよりも、欲しいものを優先しなさい、というのが本書の主な内容だが、それはつまり、自分にとって価値のあるものを得るために使う、ということであり、結局は、それが自分の価値を見つける方法だ、と僕は考えている。

 

これは必要なものだ、という言い訳を自分にして、無駄な出費をしてしまうことに、多くの人が気づいていない。

 

自分が欲しいものを買う場合にも、今一度注意をしてもらいたい。それを買った目的が、誰かに見せるため、誰かに自慢するため、人に見せて良い気分を味わいたいため、といった他者の目を想定したものになっていないだろうか?

 

仕事の基本は、自分が好きなものを作ることではない。「良いものを作れば売れる」というのも嘘だと思う。買い手が欲しいもの、社会が求めているものを、先んじて作るしかない。

 

自分が欲しいものをしっかりと把握している人は、それに向かうアプローチを考えるし、無駄なものにお金を使わない。だから、自然にお金持ちになる。欲しいものがない人は、そんなに欲しくないものに手を出してしまうから、お金を失いがちである。

 

お金持ちは、たいてい正直で謙虚である。つまり、威張る必要がないから、腰も低いし、人に良く見られたいという欲求もないから、見栄や嘘の必要がない。本当に偉い人は、偉そうなことは言わない。

 

人間の楽しみというのは、結局は自己満足なのだ。自分が満足できる状況へ自分を導くことが、つまり人生の目的であり、すなわち「成功」というものである。そのためには、お金は頼もしい道具だといえる。これを利用しない手はない。

 

これまでの人生で何が楽しかったか、と思い出してほしい。 どこかで、自分は目を輝かせた時間があったのではないだろうか。そのときの気持ちをもう一度取り戻して、少しずつでも、できることを探して、試してみよう。急ぐことではない。誰かとの競争ではない。制限時間もない。死ぬまでに実現できなくても、誰かに責任を問われるわけでもない。中途半端であっても、絶対に面白い時間を持つことができるだろう。 その楽しさこそが、あなたの本当の価値なのである。

 

【実践】3個の行動ポイント

  • 収入の2割を好きな事に使う
  • これまでの人生で何が楽しかったか思い出す
  • 知りたいことを知る。手に取りたいものに触れる。新しいことを試してみる。思い描いたとおりかどうか確かめてみる。

 

ひと言まとめ

お金は使ってナンボ!

書籍情報

【書籍名】お金の減らし方

【著者名】森博嗣

【出版社】SBクリエイティブ

【出版日】2020/4/7

【オススメ度】★★★★★

【頁 数】256ページ

【目 次】

第1章 お金とは何か?

第2章 お金を何に使うのか?

第3章 お金を増やす方法

第4章 お金がないからできない?

第5章 欲しいものを買うために

第6章 欲しいものを知るために

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