【書評・要約】お金は寝かせて増やしなさい【投資初心者に】

 

個人投資家・投資ブロガー水瀬ケンイチ氏が、『お金は寝かせて増やしなさい』と題して、手間をかけずに誰でもできる投資方法を提起。

インデックス投資の準備・始め方から終わらせ方について解説する1冊。

書籍の紹介文

投資の素人がプロに勝つことができるのか?

あなたはどのように思いますか?

 

本書は、素人でも手間をかけずにプロに勝てる投資方法を解説する一冊。

 

雑誌やネットの情報を参考にして損したことありませんか?

毎日日々の値上がり、値下がりに一喜一憂。

売り買いのタイミングに悩み、気になって仕事が手に付かないなど経験したことないですか?

そんな悩みから開放できる方法をまとめたのが本書です。

手間をかけずに、プロを上回る利益を出せる投資法を学ぶことができます。

時間という限られた資産を増やし人生の幸福度をあげるために参考にして下さい。

【要約】15個の抜粋ポイント

大半の投資信託が市場平均のインデックスに負けてしまうという結果が、古今東西明らかになっています。実際は、プロのファンドマネージャーが銘柄選択と売買タイミングを図って運用する「アクティブファンド」のうち、7〜8割はインデックスを下回るパフォーマンスしか出せません。

 

インデックス投資は、銘柄選択もしなければ、投資タイミングもはかりません。基本的には、世界中の株や債券に分散したインデックスファンドを、毎月定期的に同じ金額を積み立てて、あとは寝かせておくだけ。「手間がかからない」という一点において、おそらくインデックス投資の右に出るものはないと言っても過言ではありません。

 

積み立て投資は、定期的に、たとえば毎月、一定金額で同一の投信を購入することを継続します(これを「ドルコスト平均法」といいます)。毎月購入するので、購入価格が平準化され、市場が最高値のときにまとめて投資してしまうことや、最安値のときに買い損ねてしまうことを避けることができます。

 

積み立て投資は、買い方の説明しかありません。買いと売りをセットにして売買を重ねる投資法ではありません。基本的に買い持ち(バイ&ホールド)が特徴です。つまり、寝かせて増やすわけです。

 

少額からたくさんの銘柄に分散投資できて、制度的にも手厚く守られている初心者向きの金融商品である投資信託。そのなかから、手数料が低いインデックスファンドを選び、それを毎月積み立ててバイ&ホールド。それが『ウォール街のランダム・ウォーカー』が40年前から推奨する世界標準のスタンダードな投資法であり、私もおすすめするインデックス投資です。

 

投資を始める前にやっておきたいことがあります。それは……家計の状態を把握することです。次に必要なことは「生活防衛資金」を貯めることです。生活防衛資金は「年収」ではなく「生活費」の2年分です。私たちの生活を守ってくれるだけでなく、心の安定も守ってくれるという副次的効果があることです。

 

私は、インデックス投資においていちばん大切なことは、「自分のリスク許容度を知ること」だと思っています。リスク許容度とは、投資家の許容できるリスクの範囲のことで、資産運用で発生する損失を1年間でどの程度受け入れられるかの度合いをいいます。自分のリスク許容度を把握し、最大損失がその範囲に収まるような運用をすれば、あとはゆっくり寝かせておくことができます。

 

銘柄選択や投資タイミングではなく、資産配分によって投資成果がほぼ決まってしまうということなのです。資産配分を決める方法のひとつは、「世界市場ポートフォリオ」という考え方です。世界各国の株式時価総額と同じ比率で、資産配分を作るということです。もうひとつの方法は「有効フロンティア」という考え方です。資産クラスのリスク・期待リターン・・相関係数から、リスクあたりのリターンが最も大きい(効率的な)組み合わせを計算する方法です。

 

株式クラスの中身を細かく検討するよりも、国内債券をどの程度組み込むかを検討することの方が、実ははるかに影響が大きいのです。株式クラスと債券クラスという値動きが違うアセットクラスを組み合わせることによって分散効果が働き、あまり期待リターンを下げずにリスクを効果的に下げることができます。

 

最悪の事態の想定は厳しめに見積もるべき。

 

相場が永遠に下がり続けることはない。

 

インデックス投資家の仕事は、「売りたくなった時に我慢すること」。

 

出口戦略としては、ポートフォリオの債券比率を高めて(=株式比率を減らして)保守的な資産配分に変更します。米国には「100から年齢を引いた割合で株式を持て」という教えがあります。

 

まず大前提は、所定の資産配分比率を崩さないように取り崩すことです。つまりポートフォリオ全体と同じ資産配分で、インデックスファンドなどを売却するのです。そして取り崩す金額についてです。これは「定額」ではなく「定率」で取り崩すべきです。目安として、『ウォール街のランダム・ウォーカー』では保有資産の4%を取り崩す「4%ルール」をすすめています。

 

難しく考えず、必要な時に銀行からお金をおろして使うように、必要な時に必要な分だけ運用資産を取り崩して、残りは引き続き運用し続ける。

【実践】3個の行動ポイント

  1. 家計状態を把握する
  2. 生活防衛資金を貯める
  3. つみたて投資を始める

ひと言まとめ

時間を有効に使えるようになるのが最大のメリット!

書籍情報

【書籍名】お金は寝かせて増やしなさい

【著者名】水瀬ケンイチ

【出版社】フォレスト出版

【出版日】2017/12/18

【オススメ度】★★★★

【頁 数】252ページ

【目 次】

第1章  金融のど素人でもプロと互角以上に戦える「インデックス投資」

第2章  寝かせて増やすインデックス投資の実践法

第3章  おすすめの金融機関&口座開設の手順と気になるNISA.

第4章 始めるのはカンタンだけど続けるのは意外と難しい

第5章  涙と苦労のインデックス投資家15年実践

第6章  貴重情報!インデックス投資の終わらせ

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