
【変化に対応して幸せになる!】
経済評論家・勝間和代が、『勝間式ネオ・ライフハック100』と題して、
人生の幸福度を上げ、自由な未来を手に入れるための方法100を解説する1冊。
書籍の紹介文
これからのアフターコロナ時代、今までの生活様式のままで大丈夫ですか?
あなたはどのように思いますか?
本書は、世界は変化する、その変化を先取りし、変化に対応する方法について解説する一冊。
今回のコロナをきっかけにこれからの世界は、間違いなく変わる。
すでに不確実性は高まっている。
私たちが予測した通りの反応、、結果が返ってにくくなっている。
今後、加速度的に変化する時代に突入していく。
それに合わせて、働き方、暮らし方、コミュニケーションのとり方も変えなければ生き残れない。
未来を予測し変化に対応する方法をまとめたのが、本書です。
お金、家事、健康、情報、時間管理、思考、問題解決の方法が学べます。
吸収し実践することで快適な生活が送れるようになります。
【要約】15個の抜粋ポイント
✔️毎日続けるには、続けられる範囲でしかやらないことがポイントです。
✔️目標達成するために必要な努力は10~20%で、残りの80~90%は、目標を達成しやすくするための環境を整えることが重要だと私は思っています。
✔️経済学や行動経済学で「時間割引率」と言われる概念で、先々に手に入る報酬を、今すぐ手に入る報酬よりも低く評価する心理的な作用を意味します。この時間割引率という概念は生きる上で非常に重要な概念で、私たちは時間割引率が低ければ低いほど、お金をたくさん儲けて、たくさん貯めることができ、さらにより健康になって、老後をより楽しめ、幸せになれることがわかっています。
✔️経済学用語で「余裕率」という言葉がありますが、時間やお金、体力などすべて、なんでも2割ぐらいは余裕を残しておくのが、うまく回す秘訣です。だから限られたキャパシティを有効活用するには、今の自分にとって重要ではないことや、不要なことは切り捨てるに限ります。あらかじめそれをしておくことが、優先順位づけのすべてと言っても過言ではありません。
✔️昨今、国内外のあらゆるエビデンスが、現代社会における不調や病気の最たる原因は睡眠不足にあることを示しています。最新の有力なエビデンスによると、睡眠時間は7時間台でも足りなくて、8時間台が理想だと言われます。
✔️私は現在1日平均3時間労働ですが、もうちょっと縮めたいと思っています。目指しているのは、効率化の工夫をせずにただ8時間働くのではなく、3時間でそれ以上の成果を上げる働き方です。
✔️私がすすめるこの貯蓄法=ドルコスト平均法による積立インデックス投信は、投資額を小分けにして、長期間続けることでリスクヘッジする方法です。いわば、時間が最大の味方です。1~2年でやめたら損をするかもしれませんが、5年、10年続けると増益がプラスになり続けるので、損をするのが難しくなります。
✔️浪費癖をなくしたければ、何か買い物をするとき、それを使う頻度や時間を考えて、1日あるいは1回につきいくらになるか、ということを考えてみてください。
✔️手間をかけずに食材をおいしくするポイントは、肉や野菜を蒸すことです。
✔️『決定力!─正解を導く4つのプロセス』(早川書房)という、ビジネス界で大人気のハース兄弟が正しい決定の仕方についてまとめた本があるのですが、この本にもいい決定をする上で、最初にすべきことは選択肢を増やすこと、と書かれています。
✔️私が専門とする経済学は、1人1人の幸せを増やすためにはどうしたらいいか、ということを研究する学問です。お金を増やすための学問だと勘違いしている人がいますが、そうではありません。「効用」という、限られたお金と限られた時間、限られた資源の中で、どうやったら主観的な満足や欲望の充足をより多く得られるか、ということが基本的概念になっています。そのことを踏まえつつ、人生というのは1日24時間の積み重ねであることを考えると、私は日々「幸せだなぁ」と心から思える時間を増やすことが、幸せな人生につながると思っています。
✔️私たちはなぜか、頭でわかっていることはすんなり実行できるはず、と考えがちですが、それは勘違いです。「わかる」と「できる」には、ものすごく大きな隔たりがあって、どんどん実行することで、わからないことが減って、わかっていくようになる、と考えを改めましょう。
✔️一度、家事をうまく回す仕組みを作ってしまうと、仕事のやりがいがあろうがなかろうが関係なく、毎日だいたい幸せでいられます。 家事は仕事よりも「下」という認識を改めましょう。家事と仕事は同列か、むしろ家事のほうが上であるという認識を持って生活すると、人生がより楽しくなると思います。
✔️1カ月に1回以上使うものはいるものとして残し、使わないものはいらないものだから捨てます。洋服も、礼服以外、1年も2年も着ないものは即座に捨てていいものです。シーズンごとに月に1~2回しか着ないものは、なくなってしまっても困らないものです。捨てても大丈夫だと解釈してください。
✔️食べる量をコントロールしようとするから難しいのであって、控えたい食べ物との距離をコントロールしたほうが絶対簡単で有効です。
【実践】3個の行動ポイント
- 1日8時間睡眠を確保する
- 控えたい食べ物は家に置かない
- 頑張るを禁句にする(自分の実力を100%発揮するのが難しくなる、精神力を前借りして、無駄遣いしてしまうため)
ひと言まとめ
効用を考えて行動しよう。
書籍情報
【書籍名】圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100
【著者名】勝間和代
【出版社】KADOKAWA
【出版日】2020/7/29
【オススメ度】★★★★
【頁 数】325 ページ
【目 次】
Chapter1 問題解決・目標達成ハック!(自分一人でがんばるな。環境と仕組みに注力しよう)
Chapte2 時間管理ハック!(快適な自由時間はいくらでも生み出せる)
Chapter3 インプット・アウトプットハック!(情報を正しく取捨選択しよう)
Chaptryer4 お金ハック!(一歩踏み出すだけで、ラクラク貯まる)
Chapter5 思考法ハック!(考え方を変えれば、どんどん幸せになれる)
Chapter6 人間関係ハック!(良好な人間関係が人生を楽しくする)
Chapter7 片付け・料理ハック!(ロジカル家事で生活を豊かにしよう)
Chapter8 ヘルスハック!(健康管理こそ未来への最大の投資)