【変化を恐れず行動しよう!】
医学博士/心理学者・スペンサー ・ジョンソンが、
『チーズはどこへ消えた?』と題して、
単純なストーリを例に、
状況の変化にどう対応すべきなのか?について解説する1冊。
書籍の紹介文
1度得た幸せ、安定を突然失ったら、人はどうすべきでしょうか?
あなたなら、どうしますか?
本書は、変化を受け入れ、
新しい変化に恐れず、
立ち向かうことの大切さについて解説する一冊。
変化が起きた時の行動パターン(4つ)によって
結果がどう変化するのか?をまとめたのが、本書です。
変化をどうとらえ、理解すれば良いか?
その方法を学べます。
【要約】15個の抜粋ポイント
✔️私たちはみな、自分にとってのチーズを心にいだいており、それが手に入れば幸せになれると信じて追いもとめる。
手に入るとそれに執着し、なくしたり奪われたりすると大きなショックを受けかねない。
✔️彼はくじけそうになるたび、自分に言い聞かせた。
いまは望ましい状況ではないが、チーズがないままでいるよりずっといいのだ。
なすがままになっているのではなく、自分で何とかしようとしているのだから。
✔️恐怖がなくなると、想像以上に楽しくなるのがわかる。
✔️自分を幸せにしてくれるのは、ただチーズを手に入れることではない、とわかったのだ。
✔️人が恐れている事態は、実際は想像するほど悪くはないのだ。
自分の心の中につくりあげている恐怖のほうが、現実よりずっとひどいのだ。
✔️人は考えを変えると、行動が変わるのだ。
変化は害を与えるものだと考え、それに抗う人もいる。
だが、新しいチーズをみつけられれば変化を受け入れられるようになる、
と考えることもできる。
すべて、どう考えるかにかかっているのだ。
✔️物事を簡潔に捉え、柔軟な態度で、すばやく動くこと。
✔️問題を複雑にしすぎないこと。
恐ろしいことばかり考えて我を失ってはいけない。
✔️小さな変化に気づくこと。
そうすれば、やがて訪れる大きな変化にうまく備えることができる。
✔️変化に早く適応すること。
遅れれば、適応できなくなるかもしれない。
✔️最大の障害は自分自身の中にある。
自分が変わらなければ好転しない。
✔️自分が変わるには、自らの愚かさをあざ笑うことだ。
そうすれば見切りをつけ、前進することができるのだ。
✔️おそらくもっとも大事なことは、つねに新しいチーズがどこかにあるということだ。
その時点ではそう思えなくても。
そして、恐怖を乗り越え、冒険を楽しむなら、報いはあるということだ。
✔️私たちに起きたことを振り返ってみると、
『チーズがどこかに消えてしまった』ということだけじゃなく、
『チーズ』自体に寿命があって、いつかは尽きるのだということがわかるわ。
「もしかしたら、『古いチーズ』は、これまでの行動を意味しているのかもしれないわ。
本当に捨てる必要があるのは、関係を悪化させている行動なのよ。
そうして、よりよい考え方、ふるまい方をするようにすべきなんだわ」
✔️「そのとおりだよ。新しいチーズというのは、同じ相手との新しい関係のことなんだ」
関係に見切りをつけるのではなく、これまでの行動を改めるという考えは気に入った。
ふるまいが変わらなければ、結果も変わらない。
【実践】3個の行動ポイント
✔️物事をシンプルに考える
✔️執着しない
✔️恐れない
ひと言まとめ
変化を恐れず、楽しもう!
書籍情報
【書籍名】チーズはどこへ消えた?
【著者名】スペンサー ・ジョンソン(著) 門田 美鈴 (翻訳)
【出版社】扶桑社
【出版日】2000/11/27
【オススメ度】★★★★
【頁 数】96ページ
【目 次】
1章 ある集まり シカゴで
2章 物語 チーズはどこへ消えた?
3章 ディスカッション その夜