週2日労働で幸せに生きれる!
作家/ライター・大原扁理が、『なるべく働きたくない人のためのお金の話』と題して、
お金との関わり方を解説する1冊。
書籍の紹介文
「お金がある時」と「お金がない時」どちらが幸せですか?
あなたはどのように思いますか?
本書は、「本当に自由な生き方」をするために、
「お金とどう関われば良いのか?」について解説する一冊。
やりたくないことをしない生活を実現する方法をまとめたのが、本書です。
月7万円で生活する方法が分かります。
お金がなくても幸せを感じられる価値観が学べます。
【要約】15個の抜粋ポイント
✔️自分がどうありたいかを人任せにせず、人生の舵を自分でにぎり、毎日を地道にしっかりと生きること。
✔️とくに何もない一日でも、無事に生きられたことに感謝すること。
✔️低所得だからといって卑屈になったり、高所得だからといってお金や人を軽んじたりしないこと。
✔️他人を羨まず、いま目の前にいてくれる人やモノやお金を大切にすること。
✔️同じお金を使うなら、いかにひとりでも多くの人がハッピーに、楽しくなるように使えるかをつねに真剣に考えること。
✔️お金の量や用途の正しさに惑わされず、ネガティブな気持ちに突き動かされていないかをじっくりと検分すること。
✔️本当に大事なものは何なのか考えることから目を逸らさせて、ありとあらゆる方法で心を急かしてくるものを、きちんと拒むこと。
✔️自分がどうありたいかを知っている今となっては、「お金について何も問題がない状態」ならそれでいいや、という感じです。
「お金持ち」になるよりも、理想の生活ができることのほうが重要だと、もう実際にやってみてわかっているんですね。
✔️理想の生活のための手段は、必ずしも「お金持ちになること」ではなかったんです。
✔️要するにもうひとつの自由って、「幸せをお金に依存している状態から自由になること」なんですね。
お金があってもなくても、どこで何をしていても、ハッピーを感じられるような心のありかたと言いますか。
✔️ただひたすら、自分がそのとき置かれた状況のなかで、どうすれば、今よりハッピーになるかを考えて、実行する。
それを愚直に何万回も繰り返していました。
その結果、気がついたらご褒美のように、年収九十万円で生きていけるようになっていたんです。
✔️最低生活費から労働量を逆算することのメリットは、経済的な不安が減ることは言うに及ばず、「それ以上に働くかどうかを自分で決める自由がある」ということです。これが最大の恩恵かもしれません。
✔️本ほどお金のかからない、しかも社会の理解があるエンターテインメントを私は他に知りません。
✔️お金のことは、「自分がどうありたいのか問題」の一部でしかない、という気がします。お金の不安をなくすことが目的なのではなく、お金の不安がなくなったそのとき、自分がどんなふうに生きていくのか、ということのほうが重要だからです。
いくら稼ぐか、節約するかよりもまず、自分がどうありたいのかを洗い出していくこと。お金のことだけを見ていると、人生の本質を見失います。
✔️他人の生き方を学ぶときは、あえて自分とは真逆の生き方をしている人の本を読んでみると、発見がたくさんあります。
同じような考え方の本も楽しいのですが、すでに知っていることも多いし、そればかり読んでいると多様な考え方に対応できなくなるかもしれません。
自分とまったく違う人の頭の中には、自分が知りえなかったことや気づけなかったことがたくさん入っていて、参考になります。
✔️自分のなかにある、お金や、自分がどうありたいかに対するあきらめに、手遅れになる前に気がつくこと。
そのために、自分で確かめたこともないのに当たり前と思っていることはないか、注意深く探してみること。
当たり前と思っていることがあるなら、それが本当にが正しいのかどうか、やりやすいものからひとつずつ確かめ、実践を積み重ねていくこと。
むりやり生活を変えることが目的ではないので、「こう生きなきゃいけないってわけでもないな」という余裕を、いざというときのために自分のなかに作っておくだけでもいい。
それもなるたけ早いうちに。
習慣というのは、長ければ長いほど変えるのが難しくなってきますから。
✔️世界を自分なりにカスタマイズしていく上で、もし私にアドバイスできることがあるとしたら、子どものころに何をしているときが一番ハッピーだったか、思い出してみるといいかもしれません。
【実践】3個の行動ポイント
- 自分にとってのハッピーは何か?を考える
- 自分とは真逆の生き方をしている人の本を読んでみる
- 最低生活費はいくらになるのか計算してみる
ひと言まとめ
やりたくないことをやめれば、
それでハッピー!
書籍情報
【書籍名】なるべく働きたくない人のためのお金の話
【著者名】大原扁理
【出版社】百万年書房
【出版日】2018/7/4
【オススメ度】★★★
【頁 数】192ページ
【もくじ】
序章 隠居生活のアウトライン
1章 まずはつらい場所から抜け出す
2章 落ち着いた生活をつくりあげる
3章 手にしたお金で、自分はどう生きたいのか?
4章 お金に対する見方・考え方の変化
5章 お金と話す、お金と遊ぶ
対談 鶴見済✖️大原扁理 豊かさってなんだろう?