【書評・まとめ】完訳7つの習慣 人格主義の回復 第一部【急がば回れ】

 

【成功したければ人格を磨け!】

フランクリン・コヴィー社共同創設者/教師/作家・スティーブン・R.コヴィーが、『7つの習慣 人格主義の回復(第一部)』と題して、7つの習慣を理解するためのエッセンスを解説する1冊。(第一部のみ)

 

書籍の紹介文

表面的なテクニックだけで成功は得られるのでしょうか?

あなたはどのように思いますか?

本書は、真の成功に不可欠な人格主義について解説する一冊。

永続的な幸福を得るための原則をまとめたのが、本書です。

小手先のテクニックだけでは問題は解決されないことが分かります。

どうすれば問題が解決できるか?その考え方が学べます。

7つの習慣を受け入れるための準備、心がまえができます。

【要約】15個の抜粋ポイント

✔️成功をテーマにした書籍を二〇〇年さかのぼって調べていくうちに、はっきりとしたパターンが見えてきた。

最近の五〇年間に出版された「成功に関する文献」はどれも表面的なのだ。

そこに書かれているのは、社交的なイメージのつくり方やその場しのぎのテクニックばかりだ。

 

✔️信頼という土台がなければ、成功は長続きしないのだ。

基礎となる人格の良さがあって初めて、テクニックも生きてくる。

 

第二の偉大さ(才能に対する社会的評価)に恵まれていても、第一の偉大さ(優れた人格を持つこと)を欠いている人は多いものである。

人格こそが第一の偉大さであり、社会的評価はその次にくる第二の偉大さである。

 

✔️「7つの習慣」を本当に理解するためには、まず自分のパラダイムを理解し、パラダイムシフトの方法を知らなければならない。

人格主義も個性主義も社会的パラダイムの一例である。

パラダイムは平たく言えば物事の「見方」であり、物事をどう認識し、理解し、解釈しているかである。

 

✔️人は皆それぞれ頭の中にたくさんの地図を持っている。

これらの地図は二つに大別できる。

「あるがままの状態」が記された地図(現実)、そして「あるべき状態」が記された地図(価値観)である。

私たちは、経験することのすべてをこれらの地図を通して解釈している。

地図が正確かどうかを疑うことはめったにない。

地図を持っていることすら意識しないのが普通だ。

ただ単純に、物事はこうなのだ、こうあるべきなのだと思い込んでいるだけなのである。

私たちの態度や行動は、こうした思い込みから生まれる。

 

物事をどう見るかが、私たちの態度と行動を決めているのである。

 

✔️自分の頭の中にある地図、思い込み、つまり基本的なパラダイムと、それによって受ける影響の程度を自覚し、理解するほど、自分のパラダイムに対して責任を持てるようになる。

 

自分のパラダイムを見つめ、現実に擦り合わせ、他の人の意見に耳を傾け、その人のパラダイムを受け入れる。その結果、はるかに客観的で、より大きな絵が見えてくるのである。

 

✔️ソロー(訳注:米国の作家・思想家)は、「悪の葉っぱに斧を向ける人は千人いても、根っこに斧を向けるのは一人しかいない」と言っている。

 

行動や態度という「葉っぱ」だけに斧を向けるのをやめ、パラダイムという「根っこ」を何とかしなければ、生活を大きく改善することはできないのである。

 

✔️私たちの頭の中の地図またはパラダイムをこれらの原則、自然の法則に近づけるほど、地図は正確になり、機能的に使えるようになる。

正しい地図は、個人の効果性、人間関係の効果性に計り知れない影響を与える。

態度や行動を変える努力をいくらしても追いつかないほど、大きな変化を遂げられるのである。

 

✔️アルベルト・アインシュタインはこう言っている。

我々の直面する重要な問題は、その問題をつくったときと同じ思考のレベルで解決することはできない

 

「7つの習慣」とは、この新しいレベルの思考である。

原則を中心に据え、人格を土台とし、インサイド・アウト(内から外へ)のアプローチによって、個人の成長、効果的な人間関係を実現しようという思考である

 

✔️インサイド・アウトとは、一言で言えば、自分自身の内面から始めるという意味である。

内面のもっとも奥深くにあるパラダイム、人格、動機を見つめることから始めるのである。

インサイド・アウトのアプローチでは、公的成功を果たすためには、まず自分自身を制する私的成功を果たさなくてはならない。

 

✔️人格より個性を優先させるのは無駄なことだ。

自分自身を高めずに他者との関係が良くなるわけがない。

 

✔️私の個人的経験、また何千という人々と接してきた経験、さらには成功を収めた歴史上の人物や社会を仔細に調べた結果から確信したことは、

「7つの習慣」としてまとめた原則は、私たちの良心と常識にすでに深く根づいているものばかりだということである。

 

自分の内面にあるそれらの原則に気づき、引き出し、生かせば、どんなに困難な問題でも解決できる。

 

そのためには新しい、より深いレベルの考え方「インサイド・アウト」へとパラダイムシフトすることが必要である。

 

✔️マリリン・ファーガソン(訳注:米国の社会心理学者)の次の言葉がすべてを言い表していると思う。

 

「説得されても人は変わるものではない。

誰もが変化の扉を固くガードしており、それは内側からしか開けられない。

説得によっても、感情に訴えても、他人の扉を外から開けることはできない」

 

✔️この寓話は、一つの自然の法則、すなわち原則を教えている。それは効果性とは何かということである。

 

ほとんどの人は黄金の卵のことだけを考え、より多くのことを生み出すことができるほど、自分を「効果的」、有能だと思ってしまう。

 

真の効果性は二つの要素で成り立っている。

一つは成果(黄金の卵)、二つ目は、その成果を生み出すための資産あるいは能力(ガチョウ)である。

 

黄金の卵だけに目を向け、ガチョウを無視するような生活を送っていたら、黄金の卵を生む資産はたちまちなくなってしまう。

逆にガチョウの世話ばかりして黄金の卵のことなど眼中になければ、自分もガチョウも食い詰めることになる。

この二つのバランスがとれて初めて効果的なのである

 

このバランスを私はP/PCバランスと名づけている。

Pは成果(Production)、すなわち望む結果を意味し、PCは成果を生み出す能力(ProductionCapability)を意味する。

 

✔️私たちのもっとも重要な金銭的資産は、収入を得るための能力(PC)である。

 

自分のPCの向上に投資しなければ、収入を得る手段の選択肢はずいぶんと狭まってしまう。

クビになったら経済的に困るから、会社や上司に何を言われるかとびくびくして保身だけを考え、

現状から出られずに生きるのは、とても効果的な生き方とは言えない。

 

✔️第1、第2、第3の習慣(私的成功の習慣)に対して「変化の扉」を開くことによって、あなたの自信は目に見えて増すだろう。

逆説的だが、周りからどう見られているかが気にならなくなると、

他者の考えや世界観、彼らとの関係を大切にできるようになる。

他者の弱さに感情を振り回されることがなくなる。

さらに、自分の心の奥底に揺るぎない核ができるからこそ、

自分を変えようという意欲が生まれ、実際に変わることができるのである。

 

第4、第5、第6の習慣(公的成功の習慣)に対して「変化の扉」を開けば、うまくいかなくなっていた大切な人間関係を癒し、築き直す意欲が生まれ、そのための力を解き放つことができるだろう。

うまくいっている人間関係はいっそう良くなり、さらに深く堅固で、創造的な関係に発展し、新たな冒険に満ちたものになるだろう。

 

そして最後の第7の習慣を身につけることによって、それまでの六つの習慣を再新再生して磨きをかけ、

真の自立、効果的な相互依存を実現できるようになる。

 

 

 

【実践】3個の行動ポイント

この本を、変化と成長の継続的なプロセスを通して手元に置き、折に触れて読み返し、参考にする

  1. この本を、変化と成長の継続的なプロセスを通して手元に置き、折に触れて読み返し、参考にする
  2. インサイド・アウトのアプローチにならって、この本学んだことを二日以内に他の人に教える
  3. 成果(P)と能力(PC )のバランスをとる

 

ひと言まとめ

成功=人格

急がば回れ!

書籍情報

【書籍名】7つの習慣 人格主義の回復

【著者名】スティーブン・R.コヴィー

【出版社】キングベアー出版

【出版日】2013/8/30

【オススメ度】★★★★★(満点評価)

【頁 数】560ページ

【目 次】

    第一部 パラダイムと原則

    インサイド・アウト

    7つの習慣とは

 

    個性主義と人格主義

    第一の偉大さ、第二の偉大さ

    パラダイムの力

    パラダイムシフトの力

    見方=あり方

    原則中心のパラダイム

    成長と変化の原則

    問題の見方こそが問題である

    新しいレベルの思考

    7つの習慣とは

    「習慣」の定義

    成長の連続体

    効果性の定義

    三つの資産とは

    組織の成果を生み出す能力

    この本の活用方法

    この本がもたらしてくれること

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