【書評・要約】7つの習慣 第四部【真の習慣の身につけ方】

卵が欲しけりゃガチョウを育てよ!

フランクリン・コヴィー社共同創設者/教師/作家・スティーブン・R.コヴィーが、『7つの習慣 第四部 再新再生』と題して、7つの習慣の効果性を解説する1冊。

書籍の紹介文

ガチョウと卵、どちらが欲しいですか?

あなたはどのように思いますか?

「卵」という成果を得たいなら、「ガチョウ」というあなた自身の価値を高める必要があります。

本書は、自分磨きについて解説する一冊。

真の習慣を身につける方法をまとめたのが、本書です。

7つの習慣を守るには何が必要か?が学べます。

7つの習慣を効率よく身につけることができるようになります。

【要約】15個の抜粋ポイント

❶第7の習慣は個人のPC(成果を生み出す能力)である。

あなたの最大の資産、つまりあなた自身の価値を維持し高めていくための習慣である。

あなたという人間をつくっている四つの側面(肉体、精神、知性、社会・情緒)の刃を研ぎ、再新再生させるための習慣である。

 

❷肉体的側面の刃を研ぐというのは、自分の肉体に効果的に気を配り、大切にすることである。

身体によいものを食べ、十分な休養をとってリラックスし、定期的に運動する。

理想的なのは、自宅でできて、持久力、柔軟性、筋力の三つを伸ばせる運動プログラムである。

運動を継続することで得られる最大のメリットは、第1の習慣の主体的な筋肉も鍛えられることだろう。

運動を行うことを妨げるすべての要因に反応せずに、健康を大切にする価値観に基づいて行動すると、自信がつき、自分に対する評価や自尊心、誠実さが大きく変わっていくはずである。

 

❸継続的に学ぶこと、知性を磨き広げていく努力をすることは、知的側面の再新再生には不可欠である。

知性を鍛え、自分の頭の中のプログラムを客観的に見つめることはとても大切である。

より大局的な問題や目的、他者のパラダイムに照らして、自分の人生のプログラムを見直す能力を伸ばすことこそ、教育の定義だと私は考えている。

このような教育もなく、ただ訓練を重ねるだけでは視野が狭くなり、その訓練をどのような目的で行うのか考えることができなくなる。

だから、いろいろな本を読み、偉人の言葉に接することが大切なのだ。

本を読むときにも第5の習慣を実践しよう

まず理解に徹しようと思いながら読めば、知性の刃はいっそう鋭くなる。

著者が言わんとしていることを理解しないうちに、自分の経験に照らして内容を判断してしまったら、せっかくの読書の価値も半減してしまう。

文章を書くことも、知性の刃を研ぐ効果的な手段である。

考えたことや体験したこと、ひらめき、学んだことを日記につけることは、明確に考え、論理的に説明し、効果的に理解できる能力に影響を与える。

❹最初の三つの側面──肉体、精神、知性──の刃を研ぐ努力を、私は「毎日の私的成功」と呼んでいる。

あなたの内面を磨く時間を毎日一時間とることを勧めたい。

これから一生、毎日一時間でよいから、ぜひそうしてほしい。

一日のうちわずか一時間を自分の内面を磨くことに使うだけで、私的成功という大きな価値と結果が得られるのである。

あなたが下すすべての決断、あらゆる人間関係に影響を与えるだろう。

一日の残り二三時間の質と効果が向上する。

睡眠の質までよくなり、ぐっすりと眠って肉体を休ませられる。

長期的に肉体、精神、知性を日々鍛え、強くし、人生の難局に立ち向かい乗り越えられるようになるのだ。

 

 

❺肉体、精神、知性の側面は、パーソナル・ビジョン、パーソナル・リーダーシップ、パーソナル・マネジメントの原則を中心とした第1、第2、第3の習慣と密接に関わっている。

それに対して社会・情緒的側面は、人間関係におけるリーダーシップ、共感による相互理解、創造的協力の原則を中心とした第4、第5、第6の習慣と関係するものである。

 

 

❻第4、第5、そして第6の習慣において成果を出すには、基本的に知性の問題ではなく感情の問題である。

心の安定と密接に関係しているのである。

心の安定を自分の内面にあるものから得ている人は、公的成功の習慣を実践できる強さを持っている。

内面が安定していない人は、知力がどれほど高くとも、人生の難しい問題で自分とは違う考えを持つ相手に対して、第4、第5、第6の習慣を実践してみたところで、自分との違いを脅威に感じて尻込みしてしまうだろう。

心の平和は、自分の生き方が正しい原則と価値観に一致していて初めて得られるものであり、それ以外はないのである。

❼ストレスの研究で名高い故ハンス・セリエ博士は、健康で幸せに長生きする鍵は、世の中に貢献し、人のためになり、自分の気持ちも高揚する有意義な活動に身を捧げ、人の生活に喜びをもたらすことだと述べている。

❽「7つの習慣」によって四つの側面のシナジーが創り出される。

四つの側面のどれか一つの刃を研ぐと、「7つの習慣」のうち少なくとも一つを実践する能力が高まる。

習慣には順番があるとはいえ、どれか一つの習慣が改善されると、シナジー的に他の六つの習慣を実践する力も高まっていくのである。

 

❾個人の経済的安定は仕事や社会からもたらされるのではなく、自らの生産能力──自分で考え、学び、創造し、変化に対応する力──から得られる。

それが本当の意味での経済的自立である。

経済的自立とは富を持つことではなく、富を生み出す能力を持つことであり、その能力は自分自身の内面で育てるべきものなのだ。

 

毎日の私的成功は、「7つの習慣」を身につけ実践する鍵である。

毎日少なくとも一時間、肉体、精神、知性の刃を研ぎ、日々私的成功を重ねていくことは、あなたの影響の輪の中でできる努力である。

この毎日の一時間は、「7つの習慣」を生活に根づかせ、原則中心の生き方をするために必要な第Ⅱ領域の活動に投資する時間なのである。

また、毎日の私的成功は「毎日の公的成功」の土台にもなる。

内面がぐらつかず安定していてこそ、社会・情緒的側面の刃を研ぐことができるからである。

⓫スポーツ選手にとっては運動神経と肉体を鍛えることが不可欠であり、学者にとっては知力を鍛えることが不可欠であるように、真に主体的で非常に効果的な人間になるためには良心を鍛えなければならない。

精神を鼓舞するような書物を定期的に読み、崇高な思いを巡らせ、そして何より、小さく、か細い良心の声に従って生きなければならないのである。

 

⓬上向きの螺旋を登るように成長していくためには、良心を鍛え、良心に従って再新再生のプロセスを一歩ずつ進んでいく努力をしなければならない。

良心が鍛えられれば、私たちは自由、内面の安定、知恵、力を得て、正しい道を歩んでいくことができる。

上向きの螺旋階段を登るには、より高い次元で学び、決意し、実行することが求められる。

このうちのどれか一つだけで十分だと思ったならば、それは自分を欺いていることになってしまう。

たえず上を目指して登っていくには、学び、決意し、実行し、さらにまた学び、決意し、実行していかなくてはならないのである。

 

この世は環境を変えることによって人間を形成しようとするが、主は人間自体を変え、それによって人間が自らの手で環境を変えられるようにする

この世は人の行動を変えようとするが、主は人の性質を変えることができる。

──エズラ・タフト・ベンソン

 

⓮簡単に言えば、刺激と反応の間にはスペースがあり、そのスペースをどう使うかが人間の成長と幸福の鍵を握っているということだった。

 

⓯最後にもう一度エマーソンの言葉を借りよう。

繰り返し行うことは、たやすくなる。

行う作業の質が変わるのではなく、行う能力が増すのである

 

【実践】3個の行動ポイント

  1. 毎日運動する
  2. 毎日座禅する
  3. 週2冊読書する

ひと言まとめ

価値観を原則に近付けることが、真の習慣だ!

 

 

 

 

書籍情報

   【書籍名】7つの習慣 人格主義の回復

【著者名】スティーブン・R.コヴィー

【出版社】キングベアー出版

【出版日】2013/8/30

   【オススメ度】★★★★★(満点評価)

【頁 数】560ページ

【目 次】第四部再新再生

     第7の習慣刃を研ぐ

     バランスのとれた再新再生の原則

     再新再生の四つの側面

     肉体的側面

     精神的側面

     知的側面社会・情緒的側面

     他者への脚本づけ

     再新再生のバランス

     再新再生のシナジー

     上向きの螺旋

     第7の習慣:刃を研ぐ実践編

     再び、インサイド・アウト

     世代を超えて生きる

     流れを変える人になる

     私信

     私がよく受ける質問

 

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