【書評要約】 私の財産告白 本多静六 【天丼は2杯いらない!】

 

貯金=通常収入×1/4+臨時収入×10/10 

大学教授/資産家・本多静六が、『私の財産告白』と題して、彼の人生哲学

を解説する1冊。 

 

書籍の紹介文

凡人が成功するには、どうすればいいでしょうか?

 

あなたはどのように思いますか?

 

本書は、凡人が財産を築き、処分する方法について解説する一冊。

 

筆者の体験社会学をまとめたのが、本書です。

 

筆者の貯金法、投資法が学べます。

【要約】15個の抜粋ポイント

 

❶ 断然決意して実行に移ったのが、本多式「四分の一天引き貯金法」である。

 

ところで、私のやり方をさらに詳述してみると、「あらゆる通常収入は、それが入ったとき、天引き四分の一を貯金してしまう。さらに臨時収入は全部貯金して、通常収入増加の基に繰り込む」法である。

 

これを方程式にすると、貯金=通常収入×1/4+臨時収入×10/10ということになる。

 

つまり月給その他月々決まった収入は四分の一を、著作収入、賞与、旅費残額などの臨時分は全部を貯金に繰り込む。

こうして、また次年度に新しく入ってくる貯金利子は、通常収入とみなしてさらにその四分の一だけをあとに残しておく。

 

 

❷平凡人はいついかなる場合も本業第一たるべきこと。

本業専一たるべきこと。

一つのことに全力を集中して押しすすむべきこと。

これが平凡人にして、非凡人にも負けず、天才にも負けず、それらに伍してよく成功をかち得る唯一の道である。

しかも職業上の成功こそは、他のいかなる成功にもまして、働くその人自身にも、またその周囲の人々にも人生の最大幸福をもたらすものである。

 

人生即努力、努力即幸福、これが私の体験社会学の最終結論である。

 

❸人間の一生をみるに、だれでも早いか晩いか、一度は必ず貧乏を体験すべきものである。

つまり物によって心を苦しまされるのである。

これは私どもの長年の経験から生まれた結論である。

 

 

❹貯金生活をつづけていく上に、一番のさわりになるものは虚栄心である。

いたずらに家柄を誇ったり、いままでのしきたりや習慣にとらわれることなく、一切の見栄をさえなくすれば、四分の一天引き生活くらいはだれにでもできるのである。

 

 

❺何事にも成功を期するには、ぜひこれだけは心得おくべしといった、大切な処世信条の一つを披瀝しておく。

それは、何事にも「時節を待つ」ということだ。

焦らず、怠らず、時の来るを待つということだ。

投資成功にはとくにこのことが必要である。

 

 

❻株式のお話から始めるとすると、「二割利食い、十割益半分手放し」という法で押し通した。

 

値上りがあった場合は、買値の二割益というところで、キッパリ利食い転売してしまった。

それ以上は決して欲を出さない。

そうして二割の益金を元に加えて銀行定期に預け直した。

つまり二割の益を加えれば、銀行預金でも、株式利回りをはるかに上回るので、私は一応それでいつも満足したのである。

これがいわゆる二割利食いの法だ。

 

 

❼次に、いったん引き取った株が、長い年月の間に二倍以上に騰貴することがある――反対に値下りすることもあるが、この場合無理のない持ち株だからいつまでも持ちつづける。

したがって絶対に損はしない――そのときはまず手持ちの半分を必ず売り放つ。

 

つまり投資の元金だけを預金に戻して確保しておく。

したがって、あとに残った株は全く只ということになる。

只の株ならいかに暴落しても損のしッこはない。

これがいわゆる「十割益半分手放し」という法だ。

 

❽株式といえば、当時は証拠金売買の投機がさかんで、実力不相応な思惑をやって、大金を掴んでもたちまち失敗して悲惨な境遇に陥る人が多かった。

これはすなわち投機で、私は絶対にとらないところである。

 

 

 

❾投資戦に必ず勝利を収めようと思う人は、何時も、静かに景気の循環を洞察して、好景気時代には勤倹貯蓄を、不景気時代には思い切った投資を、時機を逸せず巧みに繰り返すよう私はおすすめする。

 

 

一杯の天丼を一杯だけ注文して舌鼓を打つところに、本当の味わいがあり、食味の快楽がある。

多少の財産を自ら持ってみて、私はこうした天丼哲学というか、人生哲学というか、ともかく、一つの自得の道を発見することができたのである。

 

 

⓫人生の幸福というものは、現在の生活自体より、むしろ、その生活の動きの方向が、上り坂か、下り坂か、上向きつつあるか、下向きつつあるかによって決定せられるものである。

 

 

⓬いわゆる世俗的な成功の第一義は、まずなんとしても、経済生活の独立にある。

ところで、この人生に最も大切な経済生活の独立には、何職、何業にかかわらず、積極的に働いて消極的に節約耐乏するよりほかに途はない。

 

 

 

⓭実際金の貸し借りは、その金ばかりではない、大切な友人や親類をも失うもととなるので、いかなる場合にも金を貸借しないに限る。

 

 

⓮私の体験によれば前にもしばしば述べたように、人生の最大幸福は職業の道楽化にある。

職業を道楽化する方法はただ一つ、勉強に存する。

努力また努力のほかはない。

 

 

⓯読者諸君はこの本多の長談義の中から、たった一つでもよろしい、自らなるほどとうなずかれるところがあったら、ただちに、それをあなたの実行実践に移してください。

実行実践に移していく以外に、当たり前のことを当たり前に述べた私の言説のもつ価値はあるいはきわめて乏しいであろうから。

 

【実践】3個の行動ポイント

✔️二割利食い、十割益半分手放しの投資法を実践する!

✔️四分の一天引き貯金する!

✔️職業を道楽化する!

 

ひと言まとめ

人生即努力、努力即幸福!

 

 

 

 

 

書籍情報

【書籍名】私の財産告白

【著者名】本多静六

【出版社】実業之日本社

【出版日】2013/5/25

【オススメ度】★★★☆☆

【頁 数】2013/5/25

【目 次】

私の財産告白

一、貧乏征伐と本多式貯金法

二、金の貯め方・殖やし方

三、最も難しい財産の処分法

四、金と世渡り

五、これからの投資鉄則

 

私の体験社会学

一、儲かるとき・儲からぬとき

二、儲ける人・儲けさせる人

三、人間的サラリーマン訓

四、人を使うには・人に使われるには

五、平凡人の成功法

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