世の中にタブーなんて一つもない!
弁護士、医学博士・秋山佳胤が、『しない生き方「食べない」生活で気づいたこと』と題して、
ルールに縛られない、楽な生き方について解説する1冊。
書籍の紹介文
今していること本当に必要ですか?
テレビ、ネット、SNSなどメディアの情報に振り回されていないですか?
すべての情報は、流す人の「都合」で流されている。
自分に関係ないことは気にしなくていい、と筆者は説きます。
本書は、現代社会のルール、規定概念から開放された生き方について解説する一冊。
不食によって、一般常識に囚われない視点、考えへ変化した筆者の思考をまとめたのが、本書です。
現代社会で起こる悩みを解消する方法が学べます。
【要約】15個の抜粋ポイント
❶情報を入手する、内容を受け取る上で、大切な作業(脳の作法)があります。
1何かの情報に触れたら「正直、どう思ったか?」と自分に尋ねる
2自分とは異なる思想や意見も「そういう考えもあるのか」と否定しない
3知らないジャンル(分野)の情報に触れたら、賛否を保留する
4その情報が自分の「自由度」を広げるか、狭めるか、想像してみる
5決して感情的にならない
❷すべての情報は、流す人の「都合」で流されます。
食べ物、医療・薬、家電、本、スポーツ、政治経済の評論、人間関係に至るまで、自分の内側にベクトルを向け、真っ先に自分に尋ねること。
「それで安心できるのか?」と。
窮屈に感じたらその情報は受け取らなくていい、ってことです。
❸仕事は一つに限定しなくていい。
これが結論です。
❹最初にピンと来たもの、それが「宇宙が教えてくれた」答え。
そのときの自分に必要なもの(こと)を、宇宙は直感という形で、ピンと来る形でタイミングを見て教えてくれます。
❺まず、自分を大事にしてください。
自分が幸せでなければ、誰も幸せにできません。
自分が楽しくなければ、誰も楽しくできません。
❻「宇宙的な視点で見ると、この世にタブーなんて一つもない」
皆さんがタブーだと思っているようなこと、そのように口にすることのすべてが、どこかの時代の誰かによって作られた「制限(リミット)」なのです。
❼片付けられないのは「潜在意識が散らかっている」からです。
つまり何らかの未解決のテーマ、未解決の課題が、その人の中で放って置かれている状態です。
焦らず、まずこの点をご理解ください。
❽人間はズバリと言われると怯みます。
理由は、その人に「準備」ができていないから。
同時に、注意する人にも「ある視点」が足りません。
それは、「すべて多面的に見る」という視点です。
❾世界的な規模で、女性性(母性)エネルギーが広がりつつあります。
一部の人が隠していたようなことが最近になって表出し始めています。
『スライヴ(Thrive)』という映画やインターネット、フェイスブックなどで金融システムや利権の構造が明らかにされたり、個人的なレベルでも家族や親戚、職場での人間関係の問題が表面化したりしています。
これらも女性が持つオープン・エネルギーが拡大している結果です。
❿私の夢に対する考え方は次の三つです。
1夢は持っても持たなくてもいい、義務じゃない
2もし持つなら実現までのビジョンとプロセスを明確にする
3人生のどこで夢を持つかは人それぞれ
⓫夢の実現にはプロセスがあります。
1できるだけ細部までイメージする
2自分と周囲に宣言する
3無理のない範囲で努力する
4協力者が現われたらありがたく協力してもらう
5実現した暁にはすべてに感謝する
⓬「肉食が主になると怒りっぽくなる」という説がありますが、これは事実です。
肉食は持久力を低下させます。
私自身がその経験者です。
疲れやすくなるのです。
これを玄米菜食に変えた途端、持久力が上昇しました。
⓭怒りは「観察不足」で生じます。
その人、その現象、その言葉、そのもの、対象に対する自分自身の観察力が足りないため、理解が足りないところに生じる一方的な感情、それが怒りです。
「相手のストーリー」を知ることで、怒りは解放できます。
⓮日本にとって縄文文明を顧みることが、いかに重要かを説いています。
縄文の豊かさは次の五つに集約されます。
1大自然と調和した豊かさ
2女性(母性)を尊重する互助と慈愛の豊かさ
3平和主義で安定性と継続性の豊かさ
4食文化と芸術性の豊かさ
5命の大切さとつながりを実感する精神性の豊かさ
⓯それは必要なのか?
むしろ、やらないほうがいいのでは?
「しなくていい」ここに気づいてください。
縛りつける感情、まだ持っていたいですか?
もうそろそろ捨てません?
【実践】3個の行動ポイント
✔️自分を大切にする!
✔️肉食を控える!
✔️直感に頼る!
ひと言まとめ
自分のフィルターを通して物事を受け取ることが大切!
書籍情報
【書籍名】しない生き方
【著者名】秋山佳胤
【出版社】イースト・プレス
【出版日】2017/7/14
【オススメ度】★★☆☆☆
【頁 数】196ページ
【目 次】
第一章 あんまり考えすぎない
第二章 そんなに焦らない
第三章 そうと決めつけない
第四章 いつまでも比べない
第五章 もう怒らない