【書評・要約】なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23

【書評・要約】なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23

【「遅刻するけど結果は出す」ひろゆき流・時間術!】

IT起業家・ひろゆきが、『なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23』と題して、「成果社会で生き抜くための時間の使い方」

を解説する1冊。

書籍の紹介文

あなたは、労働に追われていませんか?

働いても働いてもストレスばかり溜まり幸せを感じられないってことはないですか?

多くの人がもっとお金を稼がなくてはならない思考ループに陥っている。

頑張り方が間違っている。

と筆者は説きます。

本書は、これからの時代、できるだけラクに、楽しく生きていくにはどうしたらいいのか。そのための時間の捉え方、扱い方をについて解説する一冊。

従来の時間効率化ではない時間の考え方ができます。

自分に合った働き方が分かります。

【要約】15個の抜粋ポイント

❶以前、友人が「舌を肥やすな、飯がマズくなるぞ」なんて言っていて、そのとおりだなと思いました。たしかに、おいしいものを食べれば食べるほど、普通のものを食べたときに、特に「おいしい」と感じなくなります。言い換えれば、「おいしい」と思える瞬間が格段に減るわけだから、幸せな時間も減ります。おいしいものを食べようと思ったら、お金もだいぶかかるようになってしまいます。

❷「どんなときでも、与えられた時間の中で、最大の価値をつくる」これが、僕の時間についての基本的なセオリーです。

❸収入が高い仕事ほど、じつはそれが嫌いでやっている人などはいなくて、それが好きでやっている人だらけなのです。言ってしまえば、それはすべて趣味の延長で成り立っているような仕事です。

自分しか知らない情報が世の中の役に立つとき、その人の価値は上がります。みんなが見ているものを、みんなが見ているのと同じように見ていても、自分の価値は上がりません。

❺つまり、働いているほうとしては、時給仕事は、質の高い仕事をすればするほど、じつは人生のコスパが悪くなるということなのです。それよりかは、質を上げるほど評価も報酬も高くなるという軸のある仕事を目指したほうが、人生はより楽しくなるのではないでしょうか。もちろん、超絶やる気のない人だったら、「何もしないでいかに給料をもらうか」という発想で、あえて時給仕事を適当にこなしていくほうがいいかもしれませんが。

❻つまり、本当なら大して働かなくても生きられるようになっていてもおかしくないのに、なぜか多くの人がまだまだ労働に追われているのです。僕が気ままに暮らしていることなんかよりも、こっちのほうが、ずっと不思議なことではないでしょうか。おそらく、生活も仕事も便利で効率的になる一方で、多くの人が必要ないものを買ったり、お金がかかることに楽しみを見出したりするようになったため、「もっとお金を稼がなくてはいけない」というループにはまっているのだと思います。そういう頑張り方も、そろそろやめたほうがいいのではないか。多くの人が、「一生懸命、頑張る」ということの方向性を、じつは間違えているように感じます。一生懸命には頑張っていない僕みたいな人間が、一般的な会社員よりたくさんお金を持っていたりするわけで、ひょっとしたら「頑張る」ということ自体、現代ではあまり必要ないことなんじゃないか、とすら思うのです。

❼重要なのは個人が優秀かどうか、どれだけ努力できるかどうかではなくて、いかに勝てる波に乗れるかどうかだと思います。いっそ僕みたいに、主人公キャラとしての自分の能力値は見切ったらどうでしょうか。「自分の努力スキル」には頼らないようにしたほうが、だいぶラクに生きられるようになりますよ。

❽動物は、目の前に食べものが並んでいると、自分の体に必要な栄養素を含んだ食べものを自然と選んで食べるそうです。じつは、これは人間の赤ちゃんも同じだと言います。糖分の甘みを「おいしい」と感じる前の発達段階では、「体に必要なもの=おいしいもの」だから、おいしいものを選ぶことが体にとっても正解というわけです。これを生き方に当てはめてみると、自分が好きで「楽しい」と感じられることをやっていくのが正しいという場合が、本質的には多い気がします。

❾というわけで、好きじゃないことを仕事にしている人はいまだに多いし、好きなことを仕事にする方向を探ることが、必ずしもうまく機能するわけではないのです。だとしたら、なおのこと、自分の自由な時間を確保することが本当に重要だと思います。自分は何に幸せを感じているのか。これがわかっている人は、逆算的に「じゃあ、それをする時間を確保するために、どんな仕事をしたほうがいいのか」を考えるのが得策でしょうね。そうすれば、大して好きな仕事じゃなくても、「仕事は仕事、趣味は趣味」と割り切って、仕事以外の時間に、思いっきり趣味に没頭することができますよね。そして、むしろそういう人のほうが、自分が何に幸せを感じるのかもわからずに「仕事が好きになれない」なんて悶々と悩んでいる人より、ずっとラクで幸せに生きられるんじゃないかと思うのです。

ともかく、働き方って、唯一無二の正解のある話ではない気がするのです。「自分にとってどんな状態が一番楽しいのか」は人それぞれ違うのだから、まず、その一番大事なところを、自分でしっかり見つめてみたらいいのではないでしょうか。そうやって自分目線で時間を扱えるようになるだけでも、幸福度はだいぶ上がると思いますよ。

自分の自由な時間を確保することを意識していれば、行きたくない飲み会の優先順位なんて、かなり低くなるでしょう。それこそウソのひとつでもついて行かないようにすれば、その飲み会の時間が丸々自分の時間になるわけです。ただ、最初から無条件で拒否するのではなく、あえて参加してみて「どれくらいイヤなのか」を確認するという作業も僕は必要だと思っています。それがわかれば対処法もわかるし、参加してみることで、「思っていたほどイヤじゃなかった」と気づく可能性もあります。僕は「何ごとも経験」という考え方を持っていて、だから、言葉が通じない海外にも、わざわざ行きます。

誰もやっていないことをやっていて、それが楽しいっていう人は、結果的に自分の心地いい居場所を見つけられる──。その結果として、お金がついてくることも多いという話です。そしてもう一度言いますが、万が一、自分で食えなくなっても国が生活保護で支えてくれます。いつもそう考えているだけで、誰も失敗なんて恐れなくなるのではないでしょうか。

まずは「自分の自由な時間」を作らない限り、他にはない自分だけの価値なんてものをつくり出すことはできないだろうと思います。何より、好きなことがあるのなら、それをする時間が長いほうが生きていて楽しいですよね。

⓭僕は基本的に思ったとおりに行動していて、計画性などはあまり考えていませんが、「迷う必要がないところで迷わない」というのは、無意識のうちに仕組み化してきた気がします。だから、特にこだわりがなければ、僕は、ひとまず一番安いのを選びます。それで不具合を感じたら、もう1レベル上のものを試せばいいし、不具合を感じなかったら、その後も一番安いのを買い続けることでムダな出費が抑えられます。

⓮よく言われることですが、他人を変えることなんて、そう簡単にはできませんよ。人には主観というものがあるのだから、感覚も常識も何もかも違って当たり前だし、そこに正解や不正解はありません。ということは、本質的に説得は不可能です。そこでストレスを溜め込むよりも、一歩引いて相手を眺めて、「へえ、こういう人もいるんだな……」「もう勝手にしてくれ、知ったこっちゃないわ!」と捉えたほうがラクなのです。まずは自分本位の優先順位で、できるだけラクに楽しくできるように生活を設計していく。それ以外の、自分の力の及ばないところで決まることは、ハッキリ言って心配しても時間のムダとストレスになるだけで、意味がないと思います。

⓯自分の作品を投稿して、ビジネスにつなげている人などは別として、一般の人は、SNSなんて見ないほうがいいと僕は思っているのです。ただ、SNSには情報収集という一面もあります。SNSならではの、面白いネタや役立つネタが転がっていたりもします。テレビだけだと情報が圧倒的に足りなすぎたり、偏っていたりすることも併せれば、海外のニュースの日本語版とか、気になる識者や有名人だけをフォローして、情報収集のために使う、というのが賢いSNSとのつき合い方でしょうね。

⓰感じる必要のない不安や脅威から自由になるには、ヒマな時間を作らなければいい わけです。自分の自由時間は必要だけど、何もせずムダに考えてばかりいる、ヒマな時間はないほうがいいんです。というわけで、ストレスを溜め込まないためにも、自分のために、何かに没頭できる自由な時間を確保することは、やっぱり常に意識したほうがいいと思います。

生活コストが上がる理由の第1位は、おそらくストレスです。ストレスは、お金をかけずに楽しむことで発散できるといい。これはとても有効な方法です。だけど、もうひとつ踏み込んだ考え方として、そもそもストレスがなければ、お金を使ってストレス発散する必要もないわけです。となると、ストレス発散のための支出が増えないから、それほど給料が高い仕事じゃなくても幸せに暮らしていけます。ストレス発散にお金を使えるくらい、給料のいい仕事を探すよりも、それほどストレスを感じずにすむ道を探る。取り組む順序を逆にしてみるのも、いいんじゃないかと思います。

                

   ⓱寝るときに1日を振り返る人もいるようですが、僕には、ちょっとよくわからない  習慣です。いつも寝落ちするまで何かしているというのもあるし、    そもそも過去を振り返るということがありません。どこかに閉じ込められたりしたら、過去のことも考えるかもしれませんが、毎日忙しいから、基本的に過去を振り返っているヒマなんてないのです。過去の失敗も、あまり振り返りません。それ以前に、まず失敗をあまり失敗と思っていないところさえあります。

            ⓲過去を振り返らないといえば、失敗だけでなく、成功も振り返りません。なぜなら、成功した記憶は気持ちよくても、そこに新しい情報はないから。だったら、新しい映画を観たり本を読んだり、新しい事業を考えたりと、別のことを楽しんだほうがいいと思っているのです。

            ⓳未来を見るときには、2つの道があります。ひとつは、実際に起こりうる状況を想定して、対策を考えておくこと。もうひとつは、起こるかどうかもわからない状況を想定して、ただ心配すること。「困っている未来像」って、だいたい虚構じゃね?と思ってみると、もっと、いろいろなことに時間を使える気がしませんか。結局、住む場所と食べものがあって、人とコミュニケーションがとれる状況であれば、人は幸せを感じることができるのです。たとえ失業したとしても、仕事がないほうが時間に余裕があるぶん、面白い人や出来事に遭遇するチャンスが増えるかもしれない。会社員ではかなわないような多くの自由時間が、「強み」になると考えることもできるわけです。

            ⓴時間というのは、基本的には誰であれ公平に与えられています。せっかくの時間な ので、自分が幸せになるために使うほうがいいと思うんですよね。今後、何十年と生きる予定の人だったら、「自分の時間をなんのために使ってから死ぬか」ってのを考えてみるといいんじゃないかと思います。

【実践】3個の行動ポイント

   ✅特にこだわりがなけば、一番安い物を選ぶ!

   ✅SNSは情報収集のために使う!

   ✅自分の自由時間を作る!

ひと言まとめ

    時間は自分が幸せになるために使う!

書籍情報

【書籍名】なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23

【著者名】ひろゆき

【出版社】学研プラス

【出版日】2020/4/7

【オススメ度】★★★☆☆

【頁 数】240ページ

【目 次】

               はじめに なるべく頑張らずに、成果主義社会を生き延びる時間術

1章 時間と自由──優先順位のぶっちぎりトップは自分

   1「時間をやりくりする」という発想を疑ってみる

     ●好きなことを、好きなだけする毎日

     ●与えられた時間で、最大の価値をつくる

     ●時間は有限じゃなくて、むしろ「余っている」

     ●「死ぬまでに絶対やりたいこと」は、あるか?

   2「時間を守る」って、そんなにエラいわけ?

     ●「睡眠欲には逆らわないほうがいい」説

     ●「ピザ配達」は何年やっても儲からない

     ●そもそも「遅刻は悪」なのか? 

     ●「自分だけの価値」で生き残る

3 仕事に時間を使うか?遊びに時間を使うか?

     ●「頭は仕事に使うもの」という幻想

     ●プログラミングも、しょせん「片づけ」

     ●遊びに全振りするくらいで、ちょうどいい

     ●「ある程度バカ」がうまくいく

4 遊んでいると、いつのまにかお金が儲かっている人

     ●収入が多い仕事は実際、楽しい

     ●「好きだから延々できる」が価値になる

     ●同じ時間なら、「視点」をずらしたほうの勝ち

5 時間を「切り売り」するな

     ●「起業して失敗」は、人生の中でおいしい経験

     ●「時給」という発想の残念なところ

6「明日できることは、今日やるな」

     ●チーム仕事で損する人とトクをする人

     ●仕事は「締め切りギリギリ」がいい

     ●失敗から学ぶ、自分の「最大馬力」

     ●「ものすごくイヤなこと」は、いつやるか?

     ●「罪悪感」は最強の着火剤

     ●返信は「後回し」にしない

2章 時間と仕事──もう、そんなに働かなくていいんじゃないか

7 仕事に使う時間は少なくていい

     ●なぜ人類は労働から解放されないのか

     ●やたらと「仕事時間」を確保したい人たち

     ●「働けば働くほどエラい」は本当か?

     ●自分が動くより、人に動いてもらう

8 なるべく、頑張らない

     ●「努力」属性ではない僕の闘い方

     ●「できない自分」を前提とする

     ●人間、努力ではどうにもならない件

     ●優れるよりも、いい波に乗れ9真面目な日本の「窮屈」な働き方

9 真面目な日本の「窮屈」な働き方

     ●「労働=美徳」という呪縛

     ●嫌いな人とつるむ「謎の文化」

     ●「生涯バイト」もアリの人生

     ●「苦しい」より、「楽しい」時間を過ごす10好きを仕事にしない、という選択

     ●「好きを仕事に」は万能のスローガンじゃない

     ●幸せな時間を確保するために、仕事を選ぶ11自分がいなくても、世の中は回っている

     ●「権限」は分配するほどコスパがいい

     ●寝過ごして行けなかった会議が、ちゃんと回っている

     ●すべての人間は「パーツ」である

12「堂々と休む勇気」を身につける

     ●「ズル休み」はサラリーマンの当然の権利

     ●「休み方」を忘れてしまった日本人

     ●「自分本位」の何が悪いの?

     ●とりあえず「ごちそうさまです」

13「自由な時間」が仕事になって価値を生む

     ●「こんなことが?」が仕事になる時代

     ●失敗しても暮らしていける

     ●「自由な時間」がない限り、「自分の価値」はつくれない

3章 時間と努力──一生、イージーモードで楽しみきる

14「遅刻」とのつき合い方

    ●「それが普通」だと思っていた

    ●「遅刻して困る」ってどういうこと?

    ●飛行機に乗る日は何も食べない

15「間違った努力」という時間のムダ

   ●鍛錬すると目標は実現できるのか?

   ●資格試験の「スピード勉強法」

   ●「試行錯誤」をしない

16  迷うのは「人生の岐路」だけでいい件

   ●「一番安いの」で、だいたいイケる

   ●パンツがダサくても、損はしない

   ●「選ばない」ほうがトクできる

   ●選択肢がありすぎる時代

17  他人の心配より、自分の心配

   ●悩みごとの99%は、どうにもならない

   ●SNSというメンタル破壊ツール

   ●フォローリストこそ断捨離すべし

18  とりあえず、やってみたもん勝ち

   ●「経験は買ってでもしろ」はマジ

   ●「他業界の頭脳」をインストール

   ●初対面より「2回目」に訪れる沈黙

4章  時間と幸せ──時間を制した者が、幸せを制する

19  人間はヒマだと不幸になる

   ●「飢え」の脅威と闘ってきた人類

   ●僕は毎日、忙しい

   ●起きてる限り、僕は何かをしている

   ●「没頭できる人」の人生は幸せ

   ●集中とストレスは共存できない

   ●「掃除が楽しい人が最強」説

   ●ヒマな時間を、お金をかけずに楽しむ習慣

20  イヤなことに時間を使わない

   ●逃げたぶんだけプラスが増える

   ●ジワジワ系のストレスが一番厄介

   ●「貧乏だけど幸せ」な人は無敵

21  人生で「お金」と「幸せ」は切り離して考える

   ●「お金が好き」は不幸のもと

   ●月3万円で生きていける

   ●「欲しい」の本質を考えてみる

22  後悔しない生き方のススメ

   ●成功も失敗も振り返らない

   ●人に嫌われても「しょうがないよね」

   ●嫌いなやつは、記憶ごと抹消する

23  僕たちは、生きてる限り「勝ち組」なんじゃないか

   ●僕を失恋から救ったピンポン球

   ●「困っている未来像」は過去の虚構

   ●僕には「困った記憶」がない

   ●なんとなく日々を過ごす幸せ

あとがき  人間っていつか死ぬんですよね。

 

 

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