【書評・要約】少食開運論(完全版)江戸時代の奇才 水野南北の教えに学ぶ「食を慎めば運が開ける」 

 

【夢を叶えたければ食を慎め!】

自営業兼ブロガー・ロッキー山田が、『少食開運論(完全版)

』と題して、江戸時代に活躍した観相学の大家・水野南北の教え

を解説する1冊。

 

 

書籍の紹介文

あなたは少食のメリットって何だと思いますか?

ダイエットだけだと思ってませんか?

少食は運を切り開く「本」となる要素です、

少食を3年続ければ病気が治ります、

小さな望みなら1年あるいは3年、大きな望みなら7年、有名になりたいなら10年!

と水野南北の教えは説きます。

本書は、少食のメリットについて解説する一冊。

健康、仕事、お金、心など様々なメリットを享受できることが分かります。

実際に1年半少食を続けた筆者の具体的な効果を知ることができます。

 

 

【要約】15個の抜粋ポイント

❶『貴賤それぞれに、その人の器に応じて天より与えられる食物には限りがあります。これをむやみに食べ尽くす人は、天から与えられた法則を破壊することになります。生あるものに食の分限のないことはありません。命とともに食があり、食があれば命があります。ですから命は食に従います。食は命を養う根本であり、生涯の吉凶はことごとく食によって起こります。

 

❷「我慢」と「慎むこと」は全く違うことです。「我慢」には苦痛が伴いますが、「慎み」には喜びが伴います。「今日はこれくらいにしておこう」と喜んで慎めるかが大切なのでしょう。足ることを知り、少しでも喜んで慎むことができるようになると何かが変わっていくかもしれません。

 

❸『食は心体を養うための本です。これを慎んでいると、五臓六腑が健康になり、腹の調子もよいので、心体が丈夫になり自然と気が開いてきます。気が開いてくると、それに従って運も開き開運するので、「運気」と言います。だから食を慎むと血色がよくなり、開運すると言います。とにかく三年間、食を慎んでみなさい。これで開運しなければ天地に理がなく、この世には神も存在せず、鐘や鼓を打っても音がしないことになりますが、それはあり得ません。』

 

❹『飲食については、人々にとって慎み難いものです。ですから出家者のように自分を捨てる覚悟がなければ、実践は難しいものです。食を慎もうという気になるのは、心が清くなることの始めであり、身を治める本です。

 

❺『乱心の相があっても常に食を規則正しく慎んでいる人は、心が乱れることはありません。乱心の相があって、みだりに食する人はかならず心が乱れ、狂気の人となります。また狐や狸の障りを受けます。乱心は心が弱く肝気が強いため虚となり、憑き物がつきます。これを退けようとしたいなら飲食を慎むことです。狂気、憑き物のような言葉を発しても平常のように接して、三度の食事以外は与えない生活を百日間実行させれば、狐や狸の憑き物の類は退散していきます。

 

また、数年病む人は三年間これを実行すれば自然と治ります。これは憑き物が去ったからではなく、食を厳重に慎むと「性心」が健やかになり、肝気がおさまるので、病気が治るのです。狐や狸がついても「性心」が正しければ障りを起こすことができず、立ち去っていきます。これはすべて飲食の慎みから起こることです。狂気の人に飲食をみだりにさせておくと、さらに肝気が強まるため治すことができません。食は「性心」を養う根本であり、その根本が乱れれば、心も乱れていくのです。』

 

❻では、南北の教えを実行するとどのような効果があるのでしょうか?すでに解説済ですが、南北は次の通り述べています。

小望は一年あるいは三年、大望は七年、高名は十年、かくの如くして神佛を祈るときは願満足あるべし。」

 

❼では少食の効果を述べていきましょう。私の場合は、次の効果がありました。少食を始めて、約1年程度の結果です。

 

●身体への効果

約1.5年程度で、13キロ程度の減量(70キロが57キロへ)となりました。ウエストも15センチほどのマイナス(90センチが75センチへ)で、ズボンはブカブカです。筋トレの効果で身体の脂肪も落ち、腕や胸に筋肉もついてきました。健康診断結果も、中性脂肪やコレステロール値の異常がゼロになりました。

 

●心への効果

いらいらがなくなりました。いろいろなものに感謝することができるようになりました。食を慎むと心が乱れないので不思議です。

 

●仕事への変化

私が担当する案件は、すぐ問題が解決するので周りから不思議がられます。

 

●お金への効果

無駄なお金が出ていかないようになりました。また、ふいに臨時収入が入ったり、思わぬところから、お金に関する良い情報が舞い込んだりするようになりました。

 

●その他

本書を出版することができました。今までは、本の出版ができるなど、考えてもいませんでした。まだ出版を継続しようと思っています。少食にすると多くのアイディアや浮かび、行動力も身につきます。

 

これらは、少食を始めて1年程度の効果です。

 

❽『物が欠けることで事は成ってきます。物が足りれば、事は定まっていきません。物が足りて事が成ってくることなど、この世の中にはありません。』

 

❾『世の中で貴いものは食です。命とともに与えられるのは食です。ですから、人は胎内にやどっている時から母の食を好んでいます。これを俗に「悪阻(つわり)」と言います。つまり胎内で好むものを、その母親が好んで食べているのです。そして、誕生から死ぬまで食べ尽くしていきます。与えられた食が尽き果てると、命もともに亡んでいきます。ですから、人は病気になって食べられなくなっても、死ぬまで食を好んで食べようとします。

これは、自分が生まれながらに持ってきた食物をすべて食べ尽くして、その本の場所に帰るからです。ですから、たった一口であっても余分に食べる時は、その分だけは自分の福禄寿を損なっていくのです。このことから、相には吉凶はありません。皆、飲食の慎みによって、決定されていくのです。』

 

「食は心体を養ふの本にして慎みの最上なり。故に衆人慎み難し。その衆人慎みがたき所の慎みある者は衆人に勝れたることありて発達あるべし。故にただ慎みを専一として発達あるべし。」食を慎むことは、慎みの中でも最も難しいものです。だから多くの人ができない。多くの人ができないことだからこそ、それを実践できる人は優れた人です。

 

南北の教えは、次の言葉に集約されます。「恐るべきは食なり。慎むべきは食なり。嗚呼、食なり。」

 

【実践】3個の行動ポイント

   ✅少食を1年続ける!

   ✅少食を3年続ける!

   ✅少食を10年続ける!

 

 

ひと言まとめ

食を慎めば運が開ける!

 

 

 

 

書籍情報

【書籍名】少食開運論(完全版)

【著者名】ロッキー山田

【出版社】ロッキー山田 ダイエット出版

【出版日】2021/8/3

【オススメ度】★★☆☆☆

【頁 数】 203ページ

【目 次】

   ◆はじめに

   ◆運はコントロールできない?

   ◆運を開く方法とは?

    ●「なんとかなる」と言ってみる

    ●「予祝(よしゅく)」で幸運を引き寄せる

    ●科学的に検証?運を鍛える4つの法則とは?

     1チャンスを最大限に広げる

     2虫の知らせを聞き逃さない

     3幸福を期待する

     4不運を幸福に変える

    ●幸田露伴の「幸福三説」とは?

     1惜福の説

     2分福の説

     3植福の説

    ●水野南北「食を慎めば運が開ける」

    ・生涯の吉凶ことごとく食より起こる

    ・相は生き物

   ◆食を慎めば運が開ける

    ●いつも大食暴食で食の慎みができない人

    ●品があるのも下品になるのも

    ●常に美食を好み食べる人

    ●貧悪の相の子供●親不孝の人

    ●一家の主

    ●現世と来世

   ◆水野南北について

    ●人生は振り子のようなもの

   ◆食の慎みと運の関係

    ●大食いのギャル曽根ちゃんは運命が悪くなる?

    ●人間には食の分限がある?

    ●食はすべての根本

    ●「とにかく三年、食を慎んでみなさい」

   ◆理論編〜食と体〜

    ●人類の歴史は飢餓の歴史

    ●万病一元、血液の汚れから生ず

    ●ガンも身の内

    ●少食は万病に効く

   ◆理論編〜食と心〜

    ●少食は心を健やかにする?

    ●すべての始まりは腸から

    ●宿主を操る寄生生物

    ●腸内細菌が私たちの心を操る?

    ●腸をコントロールする

   ◆実践編〜少食について〜

    ●腹八分目で食べる

    ●一日一食もしくは二食にしてみよう

    ●肉食は心を濁らせる?

    ●食物繊維を摂ろう

    ●断食(ファスティング)に挑戦してみよう

    ●私の3日断食体験談

    ●断食(ファスティング)の効果について

   ◆実践編〜その他〜

    ●早起きは三文の徳

    ●不用なものを「感謝」して処分しよう

    ●お金を大切に扱おう

   ◆実践編〜番外〜

    ●トイレ掃除をしよう

    ●笑顔をつくろう

    ●筋トレをしよう

   ◆効果編

   ◆理論編〜なぜ「食の慎み」なのか?〜

    ●五常は枝なり

    ●相を知らない人は愚か

    ●腸は根っこ

    ●喜びも食、悲しみも食

   ◆出すこと、手放すことが開運につながる

   ◆おわりに

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